突然ですが、学生時代に働いていた居酒屋の話をします。

私は、大学生活2年目の時(20歳になってから)本格的にお酒を飲み始めました。

父がよく”吉田類の酒場放浪記”を録画していた事もあり、赤ちょうちん系の個人居酒屋にとても興味があり、とある駅の居酒屋に応募しました。

私自身、ネットで探すよりも自分の足で探して実際に見て応募する事が多く、今回も居酒屋街を歩きアルバイト募集の貼紙があったので応募してすぐ採用。

そのお店は創業約40年でスタイルはマスター(60歳)が一人で料理して、バイトは二人で注文を受けたり、ドリンクを作ったり、料理の食材を出す作業がメインの仕事。30人くらいで満席になってしまうこじんまりとした店。

駅近の飲み屋街という事もあって、常連さんも多く百貨店の店員さんや、ビジネスマンなどで毎日賑わっており、雑誌の取材も受けているお店。

 

しかしバイトとして厨房に入ったら色々と衝撃だらけでした。

 

●レバ刺しのレバーが加熱用の豚レバー(しかもスーパーで普通に購入してきたもの)

●ほうれん草のおひたし(シンクでジョッキの洗浄用に溜めている水溜で茹でたほうれん草を冷やす。)

●カビが生えている食材でも基本切り落として使用。(火を通せば問題ない。)

●アルバイトのまかないに腐った食材を提供。ゴミ処理させる。

●腐った(緑に変色した肉)を客に提供。タレをかけて焼いたところ牧場の匂いが店中充満していた。客は気づいているのか分からないが普通に食す。自分は嘔吐寸前。

●賞味期限切れ当たり前。在庫がなくなるまで使用。

●添えるキャベツやパセリの使い回し。

●もったいないので焼き鳥など客の残した残飯処理を行う。(以外と美味しい。)

●カウンターは常に小さなゴキブリが歩いている。

●おでんはドラックストア辺りでも見かける1人前パックになっている出来合いのものをレンジで温めているだけ。

まあ、当時はバイト同士でも言い出せず訴えたところで勤めているマスターの生活をなくす事なので出来なかった。

今思うと一番心配なのは、レバー大丈夫なのか。。。という事。

加熱用なのだから、生用で処理されていないはず。それを普通に提供している怖さを今になって実感。

 

以上、自分の記憶を書き記しました。