モジラジオ第十三回
こんにちは。
今この記事を書いているのはフジロック開催中の二日目です。
とは言っても現地には行っていません。
今までも中々スケジュールや金銭問題で行けておらず、一生に一度は遊びに行ってみたいと思っています。
こういう時に勤め人を卒業していたら自由に動けるのになと切実に思います。
行けないながらも雰囲気は味わいたいと思い無料YouTubeのチャンネルで配信されているので再生して見ていました。
そしたらサカナクションのLIVEが流れていてテンション上がりまくり、紹介せずにはいられないと思ったので今回はサカナクションを紹介したいと思います。
ちなみに今回のフジロックのサカナクションのパフォーマンスも最高でした。
一つのショーとしての曲の構成や盛り上げ方もとても素晴らしいと感じました。
圧倒的な格好良さです。サカナクション。
正直、私はこのブログで紹介しているアーティストを見ても分かると思いますが、あまりメジャーバンドを聞く事はありませんでした。
テレビの地上波音楽番組も滅多に見る事はないのですが、偶然つけたエンタメニュースや音楽番組でテレビで見かけた時は「最近Macbookをライブにも使うのか。ミーハー的なバンドだな」と思って少し悲観的に見ていました。
しかし地元の音楽イベントに行った時に流れていたり、フェスの他会場で音が聞こえて来たり、ラジオで流れてたりと聞く機会が増える内に次第に自分から聴く機会が増えていました。
圧倒的にカッコイイバンドだったのです。
他のアーティストにはないクラブミュージックを用いたバンドの音楽性に次第にとても惹かれていました。
更に今回、サカナクションの動画を探している内にとても素晴らしいインタビューを見つけました。
とても参考になる話です。
山口さんは元々北海道でクラブミュージックやアンダーグラウンドが好きな人達のコミュニティに属していました。
音楽活動をしていて、東京に出てきたら同じ様な仲間が沢山いると思ったら、実際はミーハーな音楽を求めてる人が多数いて、自分の中にギャップが生まれた様です。
音楽を続けていく上で”ライフワーク”と”ライスワーク”と別のもと言う考えもあるが、そのギャップを”どう伝えるかの違和感探し”がバンドのコンセプトになっている。
「探す情報のマジョリティと多くの人の浴びる情報のマジョリティの中を模索してきた違和感を追求しているコンセプトを聞いてもう何も疑う事はありませんでした。」
これは自分が何を探していきたいかのヒントになると思います。
自分が大好きで探しているもの。
その先にあるものを表舞台で流行っている人にどう伝えるかの境界線に大切なポイントが存在していると感じました。
”何か新しいものを生み出したい”、”何か突き抜けたい”と考えた時に人と同じ事をやっていては意味がない。
こんな事を私は本やインターネットの記事でもよく読みます
しかし何をやったら良いか分からないのが実情だと思います。
しかし山口さんが語っている事は、
①元々自分の大好きで表現したい事がある。
②世間一般、大衆から受け入れられているものがある。
①が大好きでそのまま表現したいけど、知ってもらうには②の要素を取り込み、そこの中で①を表現しているそれがバンドの主になっていると。
そこで私は納得しました。なぜサカナクションが好きなのかと。
私もどちらかというと探す情報が好きで自分の好きな事を追求していくタイプ。そのコンセプトや音楽性の深い部分でサカナクションの音楽が合致していたので自分の体にスッと入ってきたのだと思いました。
一方で逆の人も沢山いると思います。
あまり、クラブミュージックの様な音を取り入れてなかった人でも一般的な要素が入った音楽として自分の中に入ってくるのだと思います。
そういう意味ではサカナクションは多くの人の中にアクセス出来る要素がある為に売れていて人気があるのだと思いました。
①は本当は素晴らしい事だから②を取り込む事によって沢山の人に認知されており成功している。①と②を繋げる間に介在する③と言う新しい自分の中の違和感を生み出す事で自分にしかもてないものが生まれる。
またこうも語っています。
「影響のあるものは自分で選んでいたら、都合の良い人間にしかならない。
自分で影響受けるものを自分で選んでいてはいけない。
違う研究をやってきた事で全く想像していない自分に慣れた。」
これも③を生む為の重要なヒントかと思います。
今の私自身でいえば、サッカーであったりVoicyであったり、音楽であったり。
日々の仕事の中の違和感であったり。そこを主体として周りの要素も取り入れていきたいです。
少し日常の違和感探しを探してみようと思った今回の回であります。
日常の違和感を集め、それを自分の理想と繋げる為にはどうしたらいいのか考える事を行ってみます。
サカナクションの記事書いてたら熱が入りすぎてしまいました。
ということで、今回のモジラジオですが話題を一本で締めたいと思います。
今回も最後まで有難うございました。